ミミズで生ゴミを堆肥化、欧州で人気に

■オルタナ本誌61号 世界のソーシャル・ビジネス 欧州編から

生ごみの減量を目指し、生ごみをミミズに食べてもらい堆肥化する「ミミズコンポスト」。日本でも実践されているが、欧州ではユニークな形態の家庭用ミミズコンポストが続々登場し、ミミズを飼う人が増えている。食品ロスが問題視されるなか、生ごみの減量化に一役買いそうだ。(チューリヒ=岩澤 里美)

オーストリアの木製椅子型ミミズコンポスト。液肥(ミミズの尿)の受け皿は隠れている ©wurmkiste.at

オーストラリアでミミズコンポストを学んだヴェル・ラ・テール社が2004年からフランスに広め、2015年にオリジナル品を考案した。それが100%再生プラスチック製の「シティーワームズ」だ。

ミミズコンポストは、網目状のトレイを重ねて使うタイプが基本。例えば3段式であれば、まず2段目のトレイにミミズと生ごみを入れる。堆肥(ミミズのふん)でいっぱいになると、ミミズは網目を通って1段目に移動する。2段目にあったトレイから堆肥を取り出した後、1段目に戻す。3段目は液肥(ミミズの尿)を収集するためのトレイだ。

シティーワームズもこのタイプで、緑、青、オレンジ、赤、黒と色のバリエーションが豊富だ。再生プラスチックは3ー4回再生可能だという。

パリでは「パリのコンポスト計画2016ー2020」に則り、2017年から希望者にシティーワームズを無料配布している。2019年までに3500個以上が配布され、今秋も配布される予定だ。

*この続きは雑誌「オルタナ」61号(第一特集「新型コロナと持続可能性」、6月30日発売)に掲載しています。

2020年6月30日(火)12:03

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