NGO/NPOの情報発信に不可欠な3つの要素とは

サステナビリティレポートの見出しも長すぎる
              
企業のサステナビリティ活動も、NGO/NPOも、情報発信が「てんこ盛り」です。特に企業のサステナビリティレポートも、NGO/NPOの報告書も長すぎるように思います。特にサステナビリティレポートは、大企業ほどたくさんの活動をしていて、あれもこれも、詰め込む傾向にあります。

もちろん、非財務情報として発信が必要な情報もありますが、今では多くのアナリストがウェブサイトを見て、判断をしています。ですので、「必要な非財務情報はウェブで」「パーパス(存在意義)やビジョン、ミッションなど従業員や未来の従業員(学生さんたち)と共有すべき情報は、短く、薄い冊子でーーというのが世界の潮流です。

そもそも、「てんこ盛り」の情報は読まれないと考えた方が良いです。私はよく、多すぎる情報発信を「足し算の広報」や「幕の内弁当jに例えます。幕の内弁当のおかずはたくさんあるけれど、どれがメインなのかは分かりにくいのです。

これに対して、「引き算の広報」を、私は「うな重」に例えます。おかずは一つ。つまり何を発信したいのか、明確になるわけです。この点が、特にソーシャル・セクター(企業のサステナビリティ活動を含む)は弱いと感じています。情報を出し過ぎていないか、メリハリをつけているか、再考をお勧めします。「情報を出すなら、小出しに、定期的・連続的に」も重要なポイントです。

最後に、日本のサステナビリティレポート共通の問題を指摘しておきましょう。それは「見出しが長い」ことです。オルタナでは1行の見出しは11文字まで。2行の場合は「8文字+7文字の15文字」と規定しています。この文字数に抑えることで、主見出しの級数を大きく出来ます。逆に、見出しの文字数が多いと、活字の級数が小さくなり、そのインパクトは残念ながら弱まります。

これが、いわゆるマガジンライク(雑誌風)な誌面作りです。非財務情報の発信で先進的なノボノルディスク(本社デンマーク)の日本法人社長も「マガジンライクなレポートづくり」を強調されていました。

サステナビリティレポートも、NGO/NPOの報告書も、とにかく「見出しは短く。文字は大きく」「内容も絞り込んで」「活動のネーミングは、4文字以下にならないとブランド化されない」ことが重要です。皆さんの情報発信にお役立て頂けたら幸いです。

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2020年9月16日(水)0:18

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