燃料電池バスが有事の電力に

■オルタナ本誌62号 「モビリティトピックス4」 から 文・島下 泰久

燃料電池バス「CHARGING STATION」

台風などの災害の際、停電などに見舞われている被害地で電力供給を行ない、また平常時にはイベントなどでも活用可能な移動式の発電・給電システムを、トヨタとホンダが共同で構築。実証実験を行なう。

トヨタの燃料電池バスは、水素搭載量を倍増させて高出力・大容量(最高出力18kW、発電量454kWh)の発電能力を備える。その電力をホンダの可搬型外部給電器によって可搬型バッテリーに充電することで、車内や避難所などでの電気の使用を可能にする。

両社の技術を持ち寄って生み出されたこの「Moving e」システムの実証実験は、9月から開始されている。自治体や企業などに活用してもらい、効能を実証していく。

*雑誌「オルタナ」62号(第一特集「エシカル消費、SDGsが牽引」)は9月30日発売

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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