三菱自動車は11月24日、同社の電気自動車(EV)、「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の累計生産台数が23日時点で5千台に達したと発表した。アイ・ミーブは世界初の量産型EVで、昨年6月から生産している。
昨年7月に自治体や企業向けの注文販売、今春からはは個人向け販売を開始し、これまで国内で約3千台を売った。価格は約398万円(メーカー希望小売価格)で、同サイズの軽自動車i(アイ)の120万円前後(実勢)に比べ高め。しかしエネルギー消費が少なく、CO2を含む排気ガスを出さないなど環境負荷が低いことで注目されている。
今年10月からは欧州仕様の生産が始まり、来年度は北米向けの生産も開始予定だ。このため同社では別車種のラインの転用を計画。現在、トヨタなど国内の各自動車メーカーも新製品を投入しており、EVの普及が加速し日本勢が世界の動きの中心になりそうだ。(オルタナ編集部=石井孝明)11月26日