東レは1月4日、エネルギーと環境分野でのグリーンイノベーションを加速する総合技術開発拠点「E&Eセンター」を創設し、その機関組織を同社の瀬田工場(滋賀県大津市)に置くと発表した。
同社は08年に「全ての事業戦略の軸足を地球環境におき、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」との経営方針を打ち出した。そして20年をめどに「環境配慮型製品」の売上高を1兆円にすること、また同社の独自指標でCO2排出量の削減を進めることを目標にしている。
同センターの創設はこれらの実現に向けた技術を増やすためのもので、グループ全体の研究連携拠点にする。特に太陽電池、燃料電池、およびリチウムイオン電池など新エネルギー関連の新規部材、バイオマス資材、省エネ型住環境資材などの新規環境資材の2分野での事業創出とその拡大を重点テーマに設定するという。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年1月6日