オルタナFebruary 2011 no.23(1月31日発売)

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オルタナ23号 目次

今月の表紙

ボノ(本名:ポール・デイヴィッド・ヒューソン)。アイルランド・ダブリンで結成されたロックバンドU2のボーカル。アフリカの飢餓問題やエイズ支援対策に取り組む活動家として知られる。(15ページコラム参照)

ⒸChris Jackson/Getty Images

alterna person
フェリシモ代表取締役社長
矢崎 和彦

CSRは流行でやるものではない

環境保全の推進やフェアトレードなど、社会性に優れた商品や事業活動で知られるフェリシモ。同社のCSR(企業の社会的責任)活動は「事業性」「社会性」「独創性」を大事にしている。「CSRは流行でやってはいけない」と強調する矢崎和彦社長に、その哲学を聞いた。

feature story 1

企業×NPO ベストカップル

1998年に特定非営利活動促進法(NPO法)が施行されてから10年余り。日本でも、NPOが民間企業とパートナーを組んで事業を行う「協働」の事例が増えてきた。社会貢献が求められながら、具体的なノウハウや現場経験に乏しい企業。高いミッションを掲げつつ、資金繰りや人材不足で悩むNPO。それぞれの問題を補完し、双方が緊張感を持ちながら互いの力を発揮できるためには何が必要なのか。本誌が独自に選び抜いた「協働の条件」を7つ挙げてみよう。

agriculture
日本農業 「常識」と「非常識」の間 徳江倫明
日本農業、もう一つの道

「この連載について打ち合わせをしましょう」ということで、オルタナ編集部を訪れた。森編集長の発案は『日本農業の常識と非常識』。曰く、「日本の食料自給率が低いのは本当か」。あるいは、最近よく言われる「日本農業は本当に輸出で儲かるのか」など。だが、その夜ふと思ったのは常識、非常識いろいろあるけれど、どちらが正しいということではなく、実際にどう動くかということでいえば、どうも進むべき道や真実はそのあいだぐらいにありそうだと。という訳で題名は「日本農業『常識』と『非常識』の間」ということにした。

feature story 2

森林農業(アグロフォレストリー)はアマゾンで生まれた

アグロフォレストリー(森林農業)が世界的に脚光を浴びている。パームヤシなど商品作物の単一栽培による熱帯雨林の破壊が世界的に問題になっているなか、これとは対極的に、さまざまな種類の農作物を育てながら森を再生していく手法だ。その源流は、実は、ブラジル・アマゾンの日系人移住地だった。

columns
29
オルタナティブ文明論  田坂広志
「無限成長経済」から「地球環境経済」への進化

前回まで、資本主義の経済原理に起こっている第四のパラダイム転換、すなわち、「享受型経済」から「参加型経済」へのパラダイム転換について述べてきた。

では、第五のパラダイム変換とは、何か。

31
エゴからエコへ  田口ランディ
水道水のありがたみ

かつて、小説の取材のために渋谷の町の下で暗きょとなっている渋谷川の水源をたどったことがあった。渋谷はかつては水車の回る美しい川が流れていたのだ。都市開発によって川はフタをされて地下のドブ川と化した。

33
マエキタ流  マエキタミヤコ
政策伝えない政治報道で自然が犠牲に

里山保全に揺れる名古屋・平針から「日の出はちょうど保全協議会の代表の家の上から。幸先いい」とコメントつきで年賀の写真。ブルドーザーで池の姿はなくなっても湧き水はまだ止まらない。

forestry
37
「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫
ゼロ・エミッションの林業とは

老林業家に話を聞く機会があった。代々農業と林業を営む家に生まれ、彼も若い頃から来る日も来る日も山に入り、山仕事に就いてきたそうだ。

presentation
39
アイエスエフネット
「5大採用」でダイバーシティを

「5大採用」を掲げ、ニートやフリーター、障がい者など就労困難者を積極的に雇用しているアイエスエフネットグループ。情報通信システムの設計、施工などを本業とするIT企業だ。未経験者も積極的に雇用しながら、年々売上高を伸ばしている。「5大採用」を掲げた背景には多様性(ダイバーシティ)を確保するという戦略があった。

insights
44
Hungry for Mission  今 一生
英会話事業で貧困を救う
株式会社ワクワーク・イングリッシュ

フィリピンの貧困を見過ごせず、貧困の再生産を防ぐ事業を始めた女子大生がいる。現地の大学生を雇うことで、ストリート・チルドレンの通学を可能にした社会事業戦略とは。

47
U-40が日本の政治を変える  BNJ
日本版ティーパーティー
鳩山政権誕生以来、予算編成から「財務省原案内示」という年中行事が廃止された。「セレモニー的で無駄が多い」(藤井裕久財務相=当時)プロセスをなくし、政治家同士の「切った張った」の議論を通して作られる予算案へ。社会の様々な主体の価値観が絡み合うなかでの利害調整作業に政治家の責任を明確化した点は評価できる。ただし、これが真の財政構造改革につながらなければ何の意味もない。
49
エコスゴいトレンド情報  greenz.jp
お年寄もコスプレで元気に!

日本でも意外に多いことが分かり問題になりつつある高齢者のうつ。ハンガリーに暮らすフレデリカおばあちゃんも元気がなく、うつっぽくなってしまっていました。そんなおばあちゃんを元気づけようと、孫で写真家のサッシャ・ゴールドベルゲンは、スーパーマンのコスプレをして写真を撮ろうと勧めたのです。

地球環境を映像で読む  Green TV Japan
新しい経済のための価値判断

2010年11月に発行された様々な組織の社会的責任に関する国際規格であるISO26000は、世界共通の取り組みへの指針として大きな期待が寄せられている。

51
オルタナティブな空間  馬場正尊
秋田の商業ビル「居住」で再生

地方再生の相談を、最近はときどき受けるようになった。

商業で元気がなくなってしまった商店街を、無理に商業で復活させようとするのではなく、そこに「住む」人々を増やすことから始めよう、という手法を使った。こうして始まったプロジェクトの一つが、秋田駅から徒歩5分にある仲小路ビル。築40年ビルのリノベーションプロジェクトだ。

53
RtR JAPAN 運営日記  松丸佳穂
おかげさまで1周年

日本支部の立ち上げ一周年を迎えました。思えば1年半前。立ち上げにあたり、日本人職員を1名だけ採用することになり、私自身は自分にナイものを数え上げては躊躇していました。

エコのご意見番  木内 孝
養蜂のすすめ 3

自然界では、5千万年以上前から蜜蜂と植物の受粉のやり取りが続いています。5百万年前には、現在のような高度な社会性を持った蜜蜂の種類が確立したとされています。

alternative lifestyle
54
KIYOの哲学 実践編  南 清貴
豆腐の究極の味わい方

5-6世紀に中国で生まれたとされる豆腐は、平安時代末期に中国留学から帰国した僧侶たちによって日本に伝えられた。一説によると、当初は「唐符」という文字が使われていたとも言われる。

55
エコでヘルシーな食空間  岡村貴子
雑穀が心身を癒してくれる

祐天寺駅から徒歩5分。木造の古民家をのぞくと、ノスタルジックなインテリアと緑たちが心地よい空間を作り出す。

56
エシカル・ファッションの旗手たち  生駒芳子
ラグジュアリー・フェアトレードという新世界

極上のヤクの毛で作られた高品質のニット。ブランド「SHOKEY(ショーケイ)」は、ラグジュアリーの概念も、フェアトレードの概念も変えた。両者を一体化させて、未来に向けて、リュクスなエシカルの可能性を提示する。

59
東京ポタリング  山本修二
武蔵野の面影残る調布あたりをのんびりと

京王線飛田給駅北口からスタジアム通りと名づけられた道を北上すると、すぐに味の素スタジアムを臨む。そこから続くまっすぐな桜並木が終わるころ、右手に武蔵野の森公園が現れる。園内には、広い芝生広場や水鳥が飛来する池がある。時折、隣接する調布飛行場を離陸するプロペラ機が上空を飛んでゆく。空が広いこと。

61
世界のエコホテル巡礼  せきねきょうこ
象予報の出る共存地帯

アジア最後のダイナミックなリゾート国として注目されているスリランカ。かつてセイロンと呼ばれた紅茶の島では、長かった内線が2009年5月に終結。現在、ユネスコ世界遺産6カ所を所有する観光地として成長しつつある。

63
もうひとつの話題作  古賀重樹
「180° SOUTH」 自然派経営者の旅を追体験

アウトドアブランド「パタゴニア」の創業者イヴォン・シュイナードと「ザ・ノース・フェイス」の創業者ダグ・トンプキンスは1968年に南米チリのパタゴニアを旅した。旅は2人のその後の人生を大きく変える。

後書きの余韻
『世界とつながるビジネス』 企業BOP戦略の「虎の巻」

本書の原著は、2008年7月に国連開発計画(UNDP)が刊行している。途上国で貧困層を対象とした斬新なビジネスモデルを構築し、経済的利益と社会的利益を両立した50事例を分析。その上で、BOP市場開拓の課題と戦略を提起する。

65
オルタナセレクト
バレンタインはエシカルなチョコでキマリ!

あげてうれしい、食べておいしい、そして作る人や途上国の子どももハッピーに。バレンタインを目前に注目のチョコ2つの他、エシカルな商品をご紹介。

70
オルタナの輪
ABC Letters

  • 企業×NPO ベストカップル
  • 森林農業(アグロフォレストリー)はアマゾンで生まれた
  • ― アグロフォレストリーが世界的に脚光を浴びている。
  • フェリシモ社長 矢崎和彦
  • CSRは流行でやるものではない

2011年1月26日(水)14:01

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