サッシや住設機器などを製造するトステムは2月23日、工場の遊休地を利用した太陽光発電施設を有明工場(熊本県長洲町)と岩井工場(茨城県坂東市)に建設したと発表した。電力会社や太陽光発電関連会社などのエネルギー業界以外では国内最大規模という。
施設面積は2か所あわせて約25ヘクタールに達し、発電規模はそれぞれ3750キロワット。年間発電量は380万キロワット時に上る。太陽電池を支える架台には従来多用されていた鋼材に代わり、軽量で耐食性のあるアルミが使用されている。
設置に際しては経済産業省の「平成21年度地域新エネルギー等導入促進対策事業」の採択を受け、工場がある各自治体の協力のもと進められた。発電開始は3月中で、翌月からは企業や学校からの見学を受け入れる予定だ。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年2月23日