学生の被災者支援組織立ち上がる

東日本大震災を受けて、都内の大学生を中心とした支援組織SET(Student Emergency Taskforce学生緊急事態対策本部)が3月12日に立ち上がった。現在、SETは企業や認定NPOと連携し、都内で緊急支援物資の仕分け・搬出作業を行っている。 

18日の搬出作業には、午前7時半から大学生が50名ほど集まり、運送会社のトラックに物資を積み込んだ。積まれた物資はフリース2700着、Tシャツ・上着1200着、ラジオ付きソーラーライト100個など。すでに宮城県仙台市の宮城学院女子大学に向けて出発した。現地では、認定NPO法人難民を助ける会(東京都品川区)が物資を受け取り、各避難所に配布する予定だ。

 SETの代表である吉田勇佑さん(明治大学経営学部3年)は「今、知識のない大学生ができるのは、NPOや企業の方の判断に従い、マンパワーを発揮して支援すること。今後は地方の大学生にも呼びかけて、長期的な支援を行っていきたい」と意気込みを語る。(オルタナS 猪鹿倉陽子)

 SET(Student Emergency Taskforce学生緊急事態対策本部)
http://ameblo.jp/set-japan/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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