湯沢町、被災者に宿と食事を提供

新潟県湯沢町のホテルや旅館、民宿が、被災者に無料で食事付きの宿泊サービスを提供している。温泉に恵まれ、冬はスキー客でにぎわう越後湯沢には多くの宿泊施設がある。2004年と2007年に大地震を経験した湯沢町は、オフシーズンの空き室を生かした被災者支援を3月18日に開始した。1000人まで受け入れ可能だが、23日の午前8時現在、利用者は既に900人を超えている。

宿泊費用を町と施設が出し合う形なので、被災者の金銭的な負担はない。宿泊先は湯沢町観光協会が指定する。宿泊期限は4月25日(月)。滞在期間は1人30日間以内としている。

受け付け場所は一時避難所にもなっている湯沢町公民館(新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2822番地)だ。24時間体制で電話での問い合わせに応じているが、宿の紹介は公民館に足を運んだ被災者から順番に行う。午前8時30分から午後8時までの受け付け分については当日夜の宿を紹介可能。時間外に来た人にも公民館を開放している。(オルタナ編集部=瀬戸内千代)2011年3月23日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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