被災者を優先雇用する企業続々と

このエントリーをはてなブックマークに追加

東日本大震災の影響で採用内定を取り消す企業が相次ぐ一方で、被災者を優先雇用する企業が増えている。ネットワークのインフラ整備・構築などを行うアイエスエフネット(東京・港)は、被災者支援のため、採用の優遇措置を設けることを決定した。学歴や経験の有無は問わず、100人を採用する予定だ。

同社の募集職種は、エンジニア職と営業職。学歴や専攻学科、経験の有無は不問だ。契約社員になるか、正社員になるかは本人の希望で選択でき、契約社員として1年間働いた後、正社員への登用を希望することもできる。採用された場合、希望者は家族と入寮することも可能だ。

募集対象は、地域に限定していないため、被災者であれば誰でも応募できる。履歴書や職務経歴書は不要で、試験日にプロフィールシートに書き込む形をとる。電話による面談も検討しているという。入社時期は2011年中で、希望の入社時期に入社できる。4月20、21日には、宮城県仙台市で、会社説明会と面談を予定している。その後、順次、各県で開催する予定だという。

アイエスエフネットは、ニートやフリーター、引きこもり、障がい者など就労困難者を積極的に採用する「10大採用」を掲げている。こうした土壌がこの緊急事態で迅速に対応できた要因だろう。

NECも被災した学生を対象に、NECグループ合同の会社説明会・選考会(2012年4月入社向け)を、7月に仙台で実施すると発表した。30名程度の採用を検討している。6月からエントリーを受け付ける予定だ。

ネスレ日本は、2011年度入社の内定取り消しを受けた人、2012年度新卒者を対象に「東北募集枠」を設定した。同時に、2011 年度中途採用(製造関連業務)について、通常の募集地域を拡大し、「東北募集枠」を設定した。募集人数は、それぞれ各 10 名程度を予定している。(オルタナ編集部=吉田広子)

2011年4月13日(水)13:34

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑