政府目標の2倍、電力30%を削減へ

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ユニ・チャームは、本社の消費電力の削減目標を、政府目標の2倍に当たる30%に引き上げることを28日に決めた。5月から実施する。空調や照明の使用を抑え、5月2日からは「サマータイム」制度も導入するなどで実現する。電力30%という削減幅は、上場企業では最大規模と見られる。

政府は当初、大企業に対する最大消費電力の削減目標を25%としていた。ユニ・チャームではこの目標を念頭に節電への取り組みに動き出し、削減目標を30%削減に決定した。政府の削減目標が15%に緩和された後も目標は変えないという。

節電期間は5月1日から9月末まで。今回の削減目標への具体的な取り組みとして、空調設備と照明の管理を徹底する。従業員に任されていた温度設定を一律に28度にすると共に、1000~1200ルクスの照明を300ルクスまで下げる。

さらに、始業・終業時刻を一時間早めるサマータイム制度の導入を決めた。5月2日から9月末まで実施する。サマータイム単体での節電効果を2~5%程度見込んでおり、他の取り組みとの相乗効果を狙う。また今回導入されるサマータイム制度では、仕事の見直しを図り、夜間の節電効果を一層高めている。

今回、大幅な節電に取り組むにあたり、大規模な社内説明会を行うなど社員の目的意識の向上を図る。「社員に負担を強いることは間違いない。社員一人ひとりに納得してもらい目標を達成したい」と同社CSR部環境推進室小杦信明さんは意気込みを語る。

同社では、9月までの様子を見ながら10月以降も続けていきたいとしている。本社だけではなく工場でも契約電力を抑えるなどしてピークの消費電力の大幅削減を検討している。

30%という電力削減幅は、東北電力のグループ企業が同様の目標を発表したが、上場企業では最大規模と見られる。

(オルタナS 清本周平)

2011年4月28日(木)20:56

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