「エネシフ」推進へ地方の知恵集める

脱原発を目指す超党派議員らによる勉強会エネシフジャパンが5月8日に参議院議員会館で行われた。今回のテーマは「エネルギーシフト、地方はこう考える」。桜井勝延氏(南相馬市長)、黒岩祐治氏、(神奈川県知事)、嘉田由紀子氏(滋賀県知事)、河村たかし氏(名古屋市長)が登壇し、それぞれの自治体における自然エネルギー政策について語った。

「原発にも石油石炭天然ガスにも頼らない日本を創ろう」というテーマのもと、自然エネルギーへシフトするための勉強会を4月26日から週に一回、連続で開催している。河野太郎氏(自民党)や飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)ら101人が呼びかけ人として参加している。(6月7日現在)

福島第一原発事故で大きな被害を受けた福島県南相馬市の桜井勝延市長は「世界からあらゆる知恵を集め、世界に誇れる復興をやっていきたい。これを進めていくためには特区として認定してもらい、風力、太陽、バイオマスなどの研究者を世界中から集めることが必要だ」と決意を語った。

これに対し各県・市の知事らも、地方分権を進め、それぞれの自治体から主体的に自然エネルギー政策を行っていく必要性を説いた。(オルタナS 猪鹿倉陽子)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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