橋下知事、大阪市長選の争点に「脱原発」

首長政党「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪府知事は21日、今秋に予定の大阪市長選の公約の一つに「脱原発」を掲げることをツイッター上で表明した。「維新の会」は大阪の行政再編を掲げ、市長選に候補を擁立する意向だ。

具体策として関西電力の9%の筆頭株主である大阪市長に同会の候補者が選ばれた場合に、同社株主総会で原子力発電所の新規建設を中止する「脱原発」を提案するという。

橋下知事はツイッターで、「同調する株主を募ってプロキシーファイト(株主提案実現のための委任状争奪戦)をしかけます」と表明した。また橋下知事は、同日府庁で関電の八木誠社長と会談し、関電側が電力需給の状況を常時公表し、自治体も消費者に節電を呼びかけることで合意した。

ただし橋下知事は関電の「15%節電要請」について「根拠の説明は不十分」と指摘。さらに原発への依存を減らすことを求めたが、関電側は返答をしなかった。(オルタナ編集部=石井孝明)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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