七夕の願い、スイスから被災地に届け

盆踊りも行われたスイスの七夕祭り

スイスのチューリッヒで、東日本大震災の被災者を支援する七夕チャリティーコンサートが行われた。スイス人や日本人の音楽家や舞踏家40人以上が無償で演奏や演技を披露。会場のゲスナーアレー劇場も趣旨に賛同し、約100円という破格でホールや音響スタッフを提供した。

劇場入り口には笹の葉と短冊150枚を用意し、入場者は「東北が元気でありますように」「日本に笑顔が一日も早く戻りますように」などと思い思いにメッセージを書いた。メッセージ入りの短冊は、8月の仙台七夕祭で飾り付けられるという。

入場料の全額となる1万1550フラン(約112万円)に寄付金を加えた義捐金は、太陽光発電や太陽熱温水器などを避難所に設置している「つながり・ぬくもりプロジェクト」に送金される。

企画者の1人、在スイスの東洋美術鑑定家、鍵谷フライあゆみさんは「困っている人を助けるのは当たり前。スイスで何不自由なく暮らしているが、被災地に向けて何かをしたかった」と話している。(チューリッヒ 岩澤里美)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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