原発に頼らない社会へ、菅首相が表明

【速報】菅首相は13日午後6時から首相官邸で記者会見を開き、日本が今後、原発に頼らない社会を目指すことを明らかにした。

会見の中で首相は「3月11日までは、安全性を確認して原発を推進する考えだったが、大きな事故を体験する中でこれまでの安全確保では律することが出来ない」とし、「段階的に原発に対する依存度を下げ、将来的には原発に頼らない社会を目指す」と述べた。また「原発に頼らない考えに沿って、今後も再生可能エネルギー、省エネを推し進める」ことを明言した。

ただ、数値目標に関しては「存在している原子炉のなかには、新しいものも古いものもある。どういう形で安全性を確保していくのかの計画は、今後しっかりと中長期の展望を持って計画を固めていきたい」とし、具体的な明言は避けた。

自民党政権時代から長らく続いた日本の原発推進政策が、正式に転換することになった。(形山昌由)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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