経済成長無ければ、幸せになれないのか

藻谷氏(左)と山崎氏(右)の対談風景

何のために政府は国を運営しているのか。「経済成長のためではなく(国民が)幸せにくらすため」と訴えるのは藻谷浩介氏(日本政策投資銀行地域企画部/復興構想会議検討部会専門委員)だ。「経済成長が無ければ、僕たちは幸せになれないのか」をテーマとした学芸出版社主催のセミナーが今週、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学外苑キャンパスで開催され、その中での発言だ。

対談相手は、コミュニティデザイナーとして活躍中の山崎亮氏(studio-L代表/京都造形芸術大学教授)。離島や中山間地などの活性化で実績をあげる山崎氏に対し、藻谷氏はその意義を問いかけた。

税収が少なく交付金への依存率が高い地域を存続させる意味があるのか、と。数字上では、都会人からの税収で集落を養っている構図だが、課税と還付の制度上そうなるのが必至で、それが生活の豊かさを示すものではないと指摘する。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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