鉢呂吉雄経済産業相大臣は7日、「省エネポイント」制度の創設を行うことを表明した。経済同友会の長谷川閑史代表幹事と円高対策などについて会談後に明らかにした。今年3月まで行われた液晶テレビなどの環境配慮型の家電エコポイントが好評で、省エネ普及に役立ったことだったことを受けた措置。今回は発光ダイオード(LED)照明などの省エネ製品の普及を促すことを狙いにする意向だ。
鉢呂経産相は、近く審議の始まる2011年度第3次補正予算案に入れる方針という。家電エコポイント制度では、エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビといった高額商品を対象に、商品券などと交換できるポイント(1ポイント=1円)を付与した。地デジ対応テレビの普及と消費の下支えに一定の効果を発揮したとされるが、「ばらまき」との批判も根強い。(オルタナ編集部=石井孝明)