被災地発行フリペ、渋谷パルコで入手可

このエントリーをはてなブックマークに追加

渋谷パルコ・パート1の6階に移転した「オンリーフリーペーパー」

東京都渋谷区に2010 年末にオープンした「Only Free Paper(オンリーフリーペーパー)」が9月15日、渋谷パルコ内に移転した。同店は、全国から集めた持ち帰り自由の紙媒体を常時130種類ほど設置。展示棚を貸し出すなどの工夫で収入を得ながら、相変わらず無料の読み物ステーションとして機能している。

東日本大震災後は、多種多様なフリーペーパーの誌面にも、震災や復興に関する記事が目立つ。被災者が執筆、編集する媒体もある。同店では、都心にいながら東北限定の媒体も入手可能だ。

『石巻VOICE(ボイス)』は石巻市の人々の生の声が満載の雑誌。津波被害の大きかった石巻を活気ある街として復興しようと地元住民が立ち上げた「石巻2.0」実行委員会が、7月に創刊した。

次号「Vol.1 FUTURE号」は11月末に発行予定だ。印刷費への募金を、クラウドファンディングのウェブサイト「READYFOR?(レディーフォー)」で呼び掛け、15日目に目標額を達成した。引き続き11月13日まで同サイトで支援金を募集している。

『石巻元気だより』は、NPOオンザロードが8月に創刊した。4月初旬に沖縄から現地に入った編集長の岩田昇太氏は、元気で前向きな記事で「復興者」に勇気を与えようと、2週間に1度ずつ同誌を発行してきた。

現在は協賛企業や支援金を募りつつ、次号「第5号」の取材を進めている。石巻の街づくりや雇用を応援する記事を増やしていき、長期的な発行を目指す。

『手紙』は、9月に創刊。横浜のデザイン会社が事務局となり、全国各地のクリエーターから復興への願いを込めた作品を集めて発行した。往復書簡をイメージして、次号では被災地のクリエーターから作品を集める。継続して発行するために、同誌も企業や個人からの支援を募っている。

オンリーフリーペーパーでは、人気の高い媒体や部数の少ない媒体は即日なくなるが、閲覧用にバックナンバーから最新号まで保管してある。最初から閲覧のみの希少品もある。それらすべて合わせると、店内で手に取れるフリーペーパーは約2000種類に及ぶ。同店は、移転を機にロゴマークを変更し新しいホームページを準備中で、最新情報はフェイスブックやツイッターで発信している。(オルタナ編集部=瀬戸内千代)

2011年10月24日(月)8:00

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑