旧暦が静かなブーム――自然との調和を求める女性に人気

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ひとつひとつ手作りで仕上げた製本工房・美篶堂の上製のカバーセットが用意されている

旧暦が見直されている。日本では明治6年(1873年)まで旧暦が使われていた。1カ月のベースとなるのは月の満ち欠け。それに対し、私たちが従って生活している西暦は太陽の周期をベースにしている。

和暦研究家の高月美樹さんは、2004年以来、旧暦ダイアリー「旧暦日々是好日」(2415~3360円、LUNAWORKS)を9冊発行してきた。自費出版ながら、売り上げは毎年約4千部にのぼる。

巻頭の12ページには、1年分毎日すべての月の満ち欠けを並べられており、自分の体調や出来事を記入することで、月との連動を確かめることができる。

高月さんは人気の理由を「自然に寄り添う暮らしを真剣に考える人達に支持されてきた」と分析する。

自分の身体に目を向け、 慈しむためのヒントが詰め込まれている

デザイン会社のパンゲア(東京・渋谷)は2008年に「旧暦美人ダイアリー」(2800円)を発売開始。毎年、改良をかさね、2011年からは「美人の日本語」の著者である山下景子さんのコラム「旧暦美人 旬の日本語」が加えられている。

購買層は「30代から50代前半の女性が圧倒的に多い」(発行人の宮崎郁子さん)。売り上げの伸びは順調で、5年目の2012年版の発行部数は5000部を超え、発売開始時の5倍にもなる。

「多くの人が抱える不安は自然との乖離に根ざしている。自然を感じにくい生活をおくる会社勤めの人も、時には旧暦に立ち返ることで、心身をリフレッシュして欲しい」(高月美樹さん)。
(オルタナ編集部=赤坂祥彦)

 

2011年11月11日(金)15:14

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