若手後継者が町工場の廃材を「配財」に変える

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廃材となるボタン、かんなくず、プラスチックなどを詰めて作成した万華鏡

東京スカイツリーが建設中の東京・墨田には、現在2500ものモノづくり企業がある。皮革、木工、メッキ、ガラス、繊維、ゴム、プラスチック、金属――。製造過程にはつきものの「廃材」を価値ある「配財」にしようと、墨田のモノづくり企業の若手後継者が中心となりプロジェクトを立ち上げた。11月12、13日には、すみだ中小企業センター(墨田区立花)で「すみだものづくりフェア2011」が開催される。

「産業廃棄物として廃棄するだけの廃材を、環境に配慮した形で楽しくポジティブに生かせないか」。こうした思いから、墨田のモノづくり企業の若手後継者を中心に、「配財プロジェクト」は結成された。

配財プロジェクトでは、町工場でどんな廃材が出るかをデータベース化し、それを若手のクリエイターなどが製品化していく。町工場ツアーや様々な廃材を使って万華鏡をつくるワークショップも実施している。

「すみだものづくりフェア2011」では、墨田区の多くの町工場が協力しあい、主に子ども向けに、かんなくずやTシャツの生地、ボタン、ゴム風船など廃材を使用したモノづくり体験コーナーも合わせて、18コーナー展開する。中でも万華鏡をつくるコーナーは注目である。好きな廃材や部品を自由に選び、自分好みの万華鏡を作成できる。

プランナーの三田大介さん(39)は、「廃材への見方を変えてほしい。そうすると廃材も価値を持った何かに変わる。モノづくりの新たなビジネスチャンスにもなり、環境への負担も減らせる。廃材で作った万華鏡を覗いてみると、これからの墨田区のモノづくりの姿が見えてくる」と語る。(オルタナS編集部=池田真隆)

すみだものづくりフェア 2011

2011年11月11日(金)17:19

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