早川教授が会見「500ベクレルあり得ない」

東京電力福島第一原発事故にともなう放射性物質の拡散をめぐり、ツイッター上で発言を続ける群馬大学の早川由紀夫教授が同大学長から訓告を受けたことについて、早川教授は8日午後、動画ニュースメディア「IWJ」らの取材に応じた。

インタビュー取材に応じる早川由紀夫・群馬大学教授(左、ユーストリーム動画から引用)

この中で、一連の発言について「過激な言葉を使う事でマイナスに受け取られることは理解していた」とした上で、福島県内で放射性セシウムに汚染された農産物が生産されるのを止める意図だったと弁明。国が定める食品中の放射性セシウムの基準値で「主食のコメが(1キログラム当たり)500ベクレルというのはあり得ない」と訴えた。

また、ジャーナリストの岩上安身氏が訓告について「国からお金を得て運営しているんだから、国の基準に従ってもらわなければ困る、と大学側が言っているのでは」と指摘すると早川教授は「500ベクレルで行けと。確かにそう読み取れる」と応じた。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年12月8日

IWJ・早川教授へのインタビュー(ユーストリーム)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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