エネルギーで存在感増す中国—中東で関係を強化

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中国の温首相 (Wikipediaより)

中国の温家宝首相は19日まで、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール中東3カ国を歴訪、各国首脳と会談した。

またUAEのアブダビで開催中の世界エネルギーサミットに出席した。中国は石油・天然ガスの確保に向けた積極的な外交活動を中東、アフリカ諸国に行っており、今回の活動もその一環とみられる。

温首相の訪問に合わせ中国国有石油大手「中国石油化工集団(シノペック)」は14日、サウジ国営「サウジ・アラムコ」と海外初の石油精製工場をサウジ西部に合弁で設立することで合意した。

中東では核開発を進めるイランと、米国やイスラエル間の緊張が高まっており、イランは各国タンカーの通行路であるホルムズ海峡の封鎖をほのめかす。

温首相は19日の歴訪終了の際の記者会見で、「今回の歴訪はエネルギー協力のためだけではなく、友情のため」「中国とアラブ民族の間には、残された問題は何もないし、いざこざや長い間の憎しみもない」と強調。米国と距離を置き、関係強化を進める方針を示した。(オルタナ編集部=石井孝明)

2012年1月20日(金)10:56

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