アート、建築から探る支援の形-3・11「つくることが生きること」展

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岩手県大槌町のNPO法人「吉里吉里国」理事長の芳賀正彦さんを写したポスター

アーティストや建築家ら約80組が被災地での復興支援活動の展示や対談を繰り広げる「つくることが生きること-東日本大震災復興支援プロジェクト展」が3月11日から25日まで、東京都千代田区外神田のアーツ千代田3331で開かれる。

アーティストの中村政人さん、建築家の新堀学さんらが震災後に立ち上げた「わわプロジェクト」が主催。「私」のことを「わ」と呼ぶ東北の言葉にちなみ、わ(個)をつなごうと連携したアーティストらが集結する。

出展者には仙台に仮設の集会所を完成させた伊東豊雄建築設計事務所、仮設住宅をハートマークで飾っている日比野克彦さんの「HEART MARK VIEWING」実行委員会、坂本龍一さんが代表を務める一般社団法人モア・トゥリーズをはじめ70以上の個人、団体がエントリー。

美術家の藤浩志さんが講師を務める「モヤモヤ会議」と題した初日のワークショップを皮切りに、12日には「アーキエイド」の名で全国15大学の建築系研究室の活動をとりまとめる東北大大学院の小野田泰明教授と、実践的な地域づくりの手法が注目されているコミュニティーデザイナー山崎亮さんとが対談。

その後も映像作家、鎌仲ひとみさんのトークと映画『六ヶ所村ラプソディー』の上映、石巻の再生プロジェクト「ISHINOMAKI2.0」メンバーによるトークセッションなどが連日開かれる。

会場には東北3県の「復興リーダー」が震災後の思いを語る映像が流され続ける。アーティストではないが、多くのものが失われた故郷で酒蔵や特産の塩づくりを再生しようと「ストレートに何かをつくろうとしている」(中村さん)姿こそが本当のアートであり、生きることだというメッセージだ。

出展者以外にも関連イベントの「3.11 Arts Action」で一般からの参加者も募集。ジャンルを問わず復興支援を行う個人、団体、グループによる活動紹介の場を設ける。

3月2日までに企画申込書などを事務局に提出する。詳しくは同プロジェクトのブログ記事を参照。入場無料だが、一部の上映会などには入場料が必要。(オルタナ編集委員=関口威人)

 

2012年2月24日(金)10:23

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