福島の親子向けに「夏休み おためし保養」、宮城県登米市の「手のひらに太陽の家」で

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現在建設中の「手のひらに太陽の家」

NPO法人日本の森バイオマスネットワーク(宮城県栗原市)は、登米市に6月完成予定の平屋の木造住宅「手のひらに太陽の家」で、福島県に住む親子向けに「おためし保養」を実施する。子どもの転校や仕事などの問題で長期滞在や引越しが難しいという声が多いことから、数日から1週間の短期間の保養を企画した。

「手のひらの太陽の家」は、東日本大震災で被災した子どもや親子のための復興共生住宅だ。平屋の木造住宅で、キッチン、食堂、事務室、大部屋のロフトがある中央棟と、個室8部屋が入った宿泊棟が東西に位置している。

日本の森バイオマスネットワークは、東日本大震災直後から被災地での支援活動を続けてきた。その中で、仮設住宅の環境やコミュニティが引き裂かれることへの不安の声に接してきたという。

そこで、東北の木材を使った住環境を提供し、孤立することなく安心安全に暮らすことができる場所を作ろうと、「手のひらに太陽の家プロジェクト」をスタートさせた。暖房には木質ペレット燃料のストーブやボイラーを使い、屋根に載せたパネルで太陽光発電や太陽熱給湯を行う。

手のひらに太陽の家は、5月1日に長期入居の募集を開始した。2012年7月から2年間の利用で、1人月額25000円(食費、水道光熱費/未就学児は無料)。仮設住宅同様に、賃料や初期手数料は発生しない。

おためし保養の対象は、福島県の親子で、費用は1人1日1000円(食費、滞在費/未就学児は無料)。登米町の名物はっと汁作りや、北上川下り、ヨガ体験などの活動も予定しているという。

日本の森バイオマスネットワークでは、「手のひらに太陽の家基金」で寄付金や、建物の備品、生活用品の提供、ボランティアなども随時受け付けている。(オルタナ編集部=吉田広子)

 

2012年5月7日(月)12:24

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