大飯原発直下の断層図、不備のまま再稼働の議論進む

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原子力安全委員会の斑目春樹委員長も破砕帯については「再評価すべき」との見解を示している

関西電力大飯原発3・4号機(福井県)の敷地内の断層図が不備のまま、原発の安全性評価の議論が進んでいることが明らかになった。

関西電力は大飯原発の再稼働に際し、敷地内に掘ったトレンチ(調査溝)の南側の断層図だけを原子力保安委員会に提出。「F-6断層」と呼ばれる脆弱な破砕帯が見つかっている北側の図については、省略していた。

これに対し、国際環境NGO「FoE Japan」をはじめとする9つの市民団体は26日、大飯原発の敷地内の断層の再調査を求める要望書および署名1万663筆を北神圭朗経済産業大臣政務官に提出。北神政務官は「懸念は理解した。大飯原発の再稼働は枝野大臣の判断事項であるが、要請の内容、専門家からそういう指摘があったことはしっかりと伝える」と答えるにとどまった。

北神政務官と会談した社民党の福島みずほ参議院議員は「再調査は数日で済む作業だと聞いている。それ抜きでの再稼働は許されるべきではない。明日、超党派の国会議員や専門家と一緒に大飯原発の視察に行く。関西電力が拒むなら、国勢調査権を行使する」と語った。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)

 

2012年6月26日(火)16:17

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