JXエネがメガソーラー、宮城と山口で

(C)Marcus Vegas.

JX日鉱日石エネルギーは14日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業を来年1月に宮城県仙台市、同3月に山口県下松市の同社事業所で開始すると発表した。7月にFIT(自然エネルギーの全量固定価格買取制度)が施行されたことを踏まえたもので、同社のメガソーラー事業への参入はこれが初めて。

宮城、山口のいずれも同社の遊休地を活用する。仙台製油所は東日本大震災で被災した出荷設備跡地の約1万8千平方メートルを整備し、発電規模は1メガワット(1千kW)。来年1月に東北電力への売電を開始する。一方、下松事業所は1.75メガワット(1750kW)で、売電開始は来年3月の予定。

FITが始まったことを受けて、企業や自治体などではメガソーラーの建設や誘致に向けた動きが活発化している。昨年8月に発電を開始した、川崎市と東京電力が共同運営する浮島太陽光発電所(7メガワット)は、年間発電電力量が想定の1.3倍となる945万キロワット時に達した。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年8月15日

JX日鉱日石エネルギー ニュースリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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