雪不足の一方で「豪雪」も相次ぐ、冬季五輪が示したもの

記事のポイント


  1. ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが閉幕した
  2. 華やかな競技の裏側で、「雪」そのものが静かに注目を集めていた
  3. 冬の祭典は、気候変動の影響を可視化するイベントになりつつある

ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが閉幕した。冬季最多の24個のメダルを獲得した日本人選手たちの活躍に胸を躍らせた人も多いだろう。華やかな競技の裏側で、もう一つの主役が静かに注目を集めていた。それは選手でも記録でもなく、「雪」そのものだった。(オルタナ総研所長=町井則雄)

近年、冬季大会では自然の降雪だけでは競技環境を維持することが難しくなり、人工雪の利用が常態化している。造雪には大量の水とエネルギーが必要であり、山岳環境への影響も指摘されてきた。

冬の祭典は、気候変動の影響を可視化するイベントになりつつある。世界経済フォーラムも、2040年までに冬季オリンピックを開催できる国が大幅に減少すると警告している。

かつて雪は「そこにある自然」だった。しかし今、雪は維持しなければ成立しない条件になり始めている。ここに、私たちの社会が直面している変化が象徴的に表れている。

そしてこの変化は、スポーツの世界だけの話ではない。

雪不足の一方、豪雪が相次ぐ
水循環が変わり、雪の降り方が変わった
■GHG排出量の削減に加え「適応」も

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町井 則雄(オルタナ総研所長)

株式会社シンカ 代表取締役社長/一般財団法人 22世紀に残すもの 理事長/ 株式会社オルタナ オルタナ総研所長/岩手町政策アドバイザー など 1993年日本財団に入会。「日本財団図書館」・「日本財団公益コミュニティサイト『CANPAN(カンパン)』」の企画・開発を行うと共に、企業のCSRの取り組みを可視化するデータベース「CANPAN CSRプラス」の企画・開発に携わる。「世界を変えるデザイン展」、「未来を変えるデザイン展」の企画・総合プロデューサー。日本財団を2016年9月に退職、企業の社会課題解決型ビジネス創出のサポートやCSR支援を行うため株式会社sinKA(シンカ)を立ち上げ、現在に至る。経産省 地域新成長産業創出促進事業審査委員、内閣府「新しい公共推進会議」情報開示・発信基盤に関するワーキング・グループ委員、G4マルチステークホルダー委員会委員、CSR検定委員会 委員等を歴任。著書(共著) 「CSR検定テキスト」 、「企業と震災(木楽舎刊)」 など。

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キーワード: #気候変動#脱炭素

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