今年10月、シアトル中央商工会議所は、加盟企業の環境対策を分かりやすく盛り込んだ報告書を発行した。11月4日に発効した「パリ協定」を想定し、同商工会議所に加盟するアマゾン、マイクロソフト、スターバックスといったグローバル企業の具体例を紹介している。この環境対策の先進事例集を提示することで、シアトル市は具体的な施策を迫られた米国ビジネスシーンにおいて、強力なリーダーシップを示そうという。

米国ワシントン州シアトルのシアトル中央商工会議所は、「エメラルドシティーの輝かしい緑(Bright Green in an Emerald City)」と題する報告書を発行した。大自然に囲まれ、緑あふれる街として「エメラルドシティー」の愛称を持つシアトルには、グローバル企業として成功を収める優良企業が本社を置いている。さらに、「全米で最もサステナブルな街」として公式に認定されており、環境対策における一歩先行く事例が並ぶ。