森林守る「FSC」、中高生のアイデアで普及図る

FSCジャパン(日本森林管理協議会、東京・新宿)はこのほど、森林を守るFSCマークの普及アイデアを、全国の中学生と高校生から募集する「FSCアワード2020」の受賞作品を発表した。金賞は、都内の中学校に通う5人組が受賞。森林破壊防止をテーマにした絵本を作り、FSCマークの認知を広げるアイデアを提案した。

適切に管理された森林の木材から作られた製品であることを証明するFSCマーク

FSCマークは、適切に管理された森林の木材から作られた製品であることを証明するマーク。森林の動植物やそこで働く労働者、現地住民に配慮し、持続可能な森林管理が行われているか、国際的な基準でチェックを受けた製品に付けることが許可されている。

FSCジャパンは2020年末、森林破壊をはじめ環境や社会問題に対する関心が高い全国の中学生と高校生を対象に「身近で出来るFSCマークの普及アイデア」を広く募集した。

太田猛彦代表は「FSCマークは見たことがあるが、内容はなかなか浸透していない。学生のみなさんの純粋で柔軟な発想力で画期的なアイデアが生まれる」と若い世代に期待する。

2021年1月、一次審査を通過した10チーム・28人が参加して最終審査会がオンラインで開催された。評価項目は「学校や家庭、地域、SNSなどの身近でできる」「友達や家族等の周囲の人たちも巻き込んで一緒にできる」などだ。

絵本や「SDGsならべ」も

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