エコ運転教習で知られるファインモータースクール(さいたま市)がエコドライブを競うレースに初出場し、総合優勝を果たした。競技車両はホンダCR-Z、トヨタAQUA、日産LEAFの3種。日ごろから環境負荷の少ない運転方法を教えているインストラクターらが、プロの実力を発揮した。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)
全日本学生自動車連盟主催の「全日本エコドライブチャンピオンシップ2014」は、今回で通算7回目。一般の部26チーム、学生の部33チームの参加を得て、8月25日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
総合優勝したファインモータースクールは、低燃費で効率の良い運転方法を研究開発し、エコドライバー育成に力を入れている。
アクセルの踏み方など具体的なコツを取り入れた「楽エコ教習」を2008年から提供し、ハイブリッドカーやEVに特化した講習も実施している。
同大会には自動車教習所として初めて出場。特にホンダ車両の競技ラウンドで好成績を収め、燃費・電費とタイムの総合計で最高ポイントを獲得した。
なお、2位は慶應義塾大学自動車部、3位は商運サービスGEPチーム。前大会チャンピオンで元F1ドライバー片山右京氏を擁するチームYOKOHAMAは4位だった。