日比谷花壇とマイファーム、ウェルビーイングの推進でタッグ

記事のポイント


  1. 日比谷花壇とマイファームはウェルビーイングなコミュニティーを立ち上げる
  2. 両社はこのほど資本業務提携を締結したと発表した
  3. 「花・みどり×農業」を軸に、持続可能な花きサプライチェーンの構築も目指す

花き大手の日比谷花壇と農業ベンチャーのマイファームは2月10日、ウェルビーイングなコミュニティーを立ち上げる。両社は、資本業務提携を締結し、「花・みどり×農業」を軸に、自然と共生する持続可能なライフスタイルを訴求する。ウェルビーイングなコミュニティーの立ち上げに加えて、持続可能な花きサプライチェーンの構築も進める。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)

日比谷花壇とマイファームは、本提携における代表的なプロジェクトとして、埼玉県川越市の「川越市グリーンツーリズム拠点施設」の指定管理事業を共同で受託したと発表した。同施設では、2026年4月から5年間にわたって、花や農、食、学びを融合した交流拠点の運営を目指す。

全国で展開する指定管理施設においても相互連携を進め、地域特性に応じた運営モデルを構築する考えだ。

日比谷花壇は、全国の生産者と連携し、花や緑を通じた地域づくりを推進してきた。マイファームは、体験農園や農業教育を通じて、人と自然の距離を縮める事業を展開している。農家の減少や耕作放棄地の増加といった課題を背景に、両社は強みを持ち寄り、新たな価値創造を図る。

両社は今後、ネットワークを生かしながら施策を順次展開し、自然と共生する持続可能なライフスタイルを訴求する。

マイファームの西辻一真・社長は、「農業界は生産と消費が構造上分断されがちな特性がある。その分断を無くし、生活者も一緒になって人と自然の距離が近づく社会を構築していくことが重要だが、そのためには、人間が持つ本来の五感をフル活用し、それらを価値に変えていくことがポイントだ」と話した。

今回の日比谷花壇との連携については、「花きは視覚・嗅覚を刺激し、『食べなくても』価値のある農業の一つ。私たちの農体験領域に、花き領域を強化することでさらなる農体験価値を創造することができるはずだ」と語った。

日比谷花壇は「花・みどりを活用した豊かな地域社会の実現」と「持続可能な花きサプライチェーンの構築」を最重要ミッションに掲げる。同社の宮島浩彰・社長は、「今後は、両社の強みを掛け合わせることで、より豊かな社会の創造に向けて挑戦を続けたい」と意気込みを語った。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナ輪番編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナ輪番編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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キーワード: #ウェルビーイング

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