政府の行政刷新会議の事業仕分け第3弾の後半日程が15日から18日まで都内で行われた。今回は過去に仕分け対象となった事業への判定が来年度の予算要求に反映されているかをチェックする「再仕分け」を実施し、11府省の112事業を審査。環境省関連では「他省庁と重複が多い」と厳しい査定が相次いだ。
例えば「エコツーリズム総合推進事業費」は、国交省の施策と重複するとして予算計上が見送られた。ホームページを通じて環境活動の連携を促す「エコクラブ事業」は効果が疑問視され廃止に。同事業は前回仕分けでも見直しが求められていた。
同会議によれば、環境省関連ではバイオ燃料の導入促進は予算半減、環境政策研究6事業は縮減、環境関係普及啓発4事業は廃止、PCB廃棄物対策推進費補助金は効果検証まで予算見送りの判定だった。農水省関連では、バイオマス関連3事業で予算見直しが求められた。(オルタナ編集部=石井孝明)11月19日