サカタのタネは3月7日、旺盛な生育力を持ち環境浄化植物としても知られる同社の「サンパチェンス」に新色のピンクを追加したと発表した。ピンクの草花は花壇材料として人気が高く、サンパチェンスでも同色の発売が待たれていたという。
サンパチェンスはツリフネソウ科インパチェンス属の植物で、同社が開発。色合いが鮮やかで、真夏の暑さや日差しにも耐え、たくさんの花を咲かせる。環境浄化能力が高いことも特徴で、ポトスなどの一般的な花壇用草花と比べてCO2を4~6倍、光化学スモッグの原因物質のNO2(二酸化窒素)を5~8倍、揮発性有機化合物のホルムアルデヒドを3~4倍も吸収する。また、従来の園芸植物よりも表面温度が低く、「打ち水」と同様の効果もある。
今回のピンクの発売で、サンパチェンスはオレンジや白など、合計8色のラインアップを揃える。今年は国内で100万鉢、全世界で1100万鉢を発売する予定だ。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年3月7日