夏に日本中の電力不足が懸念される中で、東京電力は7月1日からホームページで「でんき予報」を始める。翌日に予想される最大電力と供給力を午後6時をめどに発表。そしてホームページ上の予報欄の色を、切迫度に応じて4段階で変える。また東北電力は6月8日から同じ予報を始めている。
予報欄の色は、需要に対して供給力の余裕を示す「予備率」が10%を超えていると緑だが、10%になると黄色、5%になるとオレンジで表示する。3%を切ると赤色になり、電気が不足する可能性があることを示す。
危機的状況が続けば東電の要請を受けて政府が「需給逼迫警報」を出す。その場合は、再び計画停電に踏み切る可能性があり、実施する場合は2時間前に告知する。ただし東京電力は、計画停電を原則として行わない方針に変更はないとしている。(オルタナ編集部=石井孝明)6月10日
東京電力 でんき予報 案内
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110609h.pdf