【書評】日本のフードロスを考える『賞味期限のウソ』

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『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』(井出留美著、幻冬舎刊 税抜780円)は、食品会社勤務を経験し栄養学博士である著者が、食品ロスがなぜ日本で起き、どうしたら減らせるかを論じた本だ。企業が設定するほとんどの賞味期限は、2割以上短く設定されており、卵は冬場なら産卵日から57日間は生食が可能だという。「スーパーやコンビニが家の冷蔵庫だと考えたら、行動は自然と変わってくる」と、賢い消費者行動を提言する。(オルタナ編集部=松島 香織)

日本では年間約1,700万トンの食品廃棄物が排出され、このうち本来食べられるのに廃棄されている「食品ロス」は、年間約500~800万トン含まれている(注)。その原因のひとつが、企業の賞味期限の設定方法と、誤った消費者行動にあることが分かる。

「第3章捨てるコストはあなたが支払っている」では、食品を捨てているのは企業だけでなく、その半分の量は家庭から出ていると指摘している。主な理由は食べられる部分まで捨ててしまう「過剰除去」、消費期限・賞味期限による「直接廃棄」、食べ残し・調理しすぎだ。だが、消費者は「食品ロスは企業の問題」と思っているという。

【続きは「サステナブル・ブランド ジャパン」サ イトへ】

2017年1月8日(日)15:12

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