書評『SDGsが問いかける経営の未来』

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『SDGsが問いかける経営の未来』 編集・モニター デロイト 日本経済新聞出版社

社会的課題の解決には、多少なりとも社会のルールや仕組みを変えなければならない。では、そのルールや仕組みを変えるにはどのようにしたらよいか。

差し当たり、個人が社会と向き合い「やりがい」の気持ちを高め、周到に計画や準備を進め組織―集団で対応、集団同士の団結―で行動することだろう。

前回の書評で取上げた『創発型責任経営―新しいつながりの経営モデル』(以下、前書)は、まずは一人ひとりがレスポンシビリティ(自分にできること、すべきことに応える)のマインドを持つこと、それによりステークホルダーと協働して新たな価値や実践を生み出すことを主張する。

これに対して、本書は社会的課題の周知や解決過程そのものが企業経営の根幹を揺るがしており、この変化は構造的なものであるためこれまでの経営手法による対応には限界があり、その抜本的な変革が必要と論じる。

この二冊は経営モデルを論じるが、問題意識―誰にとっての、何のための問題か―は違う。本書は経営目線なのだ。

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2019年11月19日(火)16:27

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