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3 理事長も、職員も、時給2000円

もやいは2019年3月、組織の信頼性を見える化する「グッドがバンス認証」を取得した

――NPOとして、対外的な面も含め組織の透明性にどう取り組んでいますか。

大西:まだまだ日本では「寄付で事業を回す」というあり方に、十分理解が進んでいるとはいえません。そうした文化をつくっていくためにも、もらったお金を何にどう使ってるのかなど、しっかり示して透明にしていくことは重要です。

私たちの事業費の半分以上は人件費です。少し考えればそれは当たり前のことですが、マイナスのイメージでとる人も多い。しかし僕は、皆さんの寄付であと何人の人が雇えて、それによってこれだけのことがやれる、と堂々と言っていきたい。スタッフはみな優秀なので、しっかりお金を払いたい。ちなみに僕も含めて、スタッフ全員時給2000円です。

――理事長の給与もオープンにしているわけですね。

大西:給与水準はNPOでは頑張っているほうかもしれませんが、民間企業の水準から比べたらすごく低い。NPOの運営の実際についても、もっと多くの人に知ってもらう必要があると思います。

また組織の透明性を示すという意味では、ボランティアへの意識もあります。ボランティアは、ある意味で最高のコミットメントをしてくれている存在です。そうした最も近くにいる人たちに対しても、財政や事業の内容が透明でないと信頼してもらえない。信頼してもらえることで、多くの人が参加し関わってもらえると思います。

 

グッドガバナンス認証:
一般社団法人非営利組織評価センター(JCNE)が、第三者機関の立場からNPOなど非営利組織の信頼性を形に表した組織評価を実施し、認証を行っている。2020年2月現在、全国9都道府県で計15団体が認証を受けている。信頼性を示す指標として、「自立」と「自律」の力が備わっているNPO であること、すなわち「グッドなガバナンス」を維持している組織を認証し、組織の信頼性を担保する。信頼性を見える化することにより、NPO が幅広い支援を継続的に獲得できるよう手助けをする仕組みだ。詳しくはこちらへ。

 

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2020年3月30日(月)7:00

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