異常気象や蝗害(こうがい)が招く食料危機

■オルタナ本誌61号 KIYO の哲学 考察編(18 )」から

サバクトビバッタという昆虫をご存じだろうか。文字通り、バッタの一種であり、砂漠地帯を飛ぶのである。その飛翔能力は非常に高く、1日あたり100─200キロメートルも飛ぶといわれ、繁殖能力も旺盛で約5日おきに一匹が50から100の卵を産む。広食性といって様々な植物を食べることでも知られている。

このサバクトビバッタは時折、異常発生することがあり、近年では2 0 0 3 年から2005年にかけて、それが起こった。そして今また、アフリカ東部でこのバッタが大量発生し、穀物類を食い尽くしながらその生息範囲を広げているのだ。それでなくても最近の異常気象によって、穀物をはじめとする農産物の収穫量が減っているところに、このたびの蝗害である。
加えてCOVID-19(新型コロナウイルス)感染症の影響まで考え合わせると、世界各地における被害は尋常なものではないだろう。日本はそれを対岸の火事と言ってはいられない。

なぜならば、このことが引き金になって、世界的な規模の食糧危機に見舞われる可能性が高いからだ。

イラスト・南 景太

*この続きは雑誌「オルタナ」61号(第一特集「新型コロナと持続可能性」、6月30日発売)に掲載しています

筆者:K I Y O(南 清貴) フードプロデューサー・日本オーガニックレストラン協会代表理事。「オプティマル・フード・ピラミッド」を料理の中心に据え、 自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しい料理を提供している。「オプティマルクッキングアカデミー」受講生募集中! 最新刊は『大切なひとに食べさせたくないもの、食べてほしくないもの』(ワニ・プラス) www.kiyo-san.jp

2020年7月29日(水)11:27

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