ディーゼルがBCIに加盟、認証コットンを50%に

イタリアのファッションブランド「ディーゼル」はこのほど、ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)に加盟したことを発表した。BCIでは加盟した企業に対して、綿花生産に使う水の効率化や化学物質の削減などを支援する非営利組織だ。ディーゼルでは2025年までに調達するコットンのうち50%以上をオーガニックコットンなど環境に配慮したものにする計画を立てている。(オルタナS編集長=池田 真隆)

©Better Cotton Initiative

ジーンズ1本を作るためには約7,500リットルの水が必要とされ、その量は人が7年掛けて飲む水の量に匹敵する。水だけでなく、マイクロプラスチックの海への投棄や二酸化炭素の排出量なども膨大で、国連貿易開発会議(UNCTAD)はファッション業界を「世界で2番目の汚染産業」と位置付けている。

こうした課題を背景に、ディーゼルでは1月、サステナビリティ方針として「For Responsible Living(責任ある生き方)」戦略を発表した。この戦略は、Be The Alternative(代替策の模索)、Stand For The Planet(地球のために戦う)、Celebrate Individuality(個性を讃える)、Promote Integrity(模範の促進)の4つの柱から成り立っている。

この戦略の一環として、BCIに加盟した。BCIは欧州の非営利組織が運営する取り組みだ。加盟した企業への支援として、綿花生産者に対する、水の効率的な利用、土壌の健康管理、有害な化学物質の使用の削減などに関する研修を行っている。

BCIは6つの原則と44の基準、進捗状況を測定する8つの指針と生産基準を持つ。 2018年から2019年の1年間で、5大陸23カ国の200万以上の農家がBCIの認可を取得するほど広がりを見せている。 認可を持つ農家で世界の22%の綿花を生産している。

2020年8月31日(月)19:41

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