スイス、スーパーがプラ製パッケージを回収・再生へ

全国で2021年から開始予定

消費者としてまず思うのは、ほかのスーパーで購入した商品のプラ製パッケージも入れてよいのかという点だろう。これは全く構わない。ほかの大手でもディスカウントストアで買った商品でもいい。ミグロは、スイス全体で使われる新しいプラスチック材の割合を大幅に減らし、環境保護に貢献することを目指している。

回収したプラ製パッケージはリサイクリング業者で再生され、同社のプラ製パッケージに再利用する予定だ。当初の目標は回収の50%以上を再利用することで、将来的には70%に達したいとしている。これから一部の店舗で試験的に実施したあとで、2021年春までに全国の店舗に導入する。

スイスでは、同様のプラ製パッケージ回収を一部の自治体が行っている。大手スーパーのミグロが取り組むことにより、プラスチックリサイクルの輪がより広まるかもしれない。ミグログループのサステナビリティ責任者によると「わが社は更なる発展にはオープンです」とのことで、将来、競合相手の大手スーパーのコープとともに本事業に取り組む可能性があることを示唆している。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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