エコビルに格付け、融資に利用――三井住友銀

評価結果は融資実行時に顧客に還元される

三井住友銀行はこのほど、建設や施設管理で環境に配慮したビルを自社基準で5段階に格付けして、融資条件に反映させる「SMBC環境配慮ビルディング評価融資」を創設した。

3メガバンクでは初の試みという。省エネ法の強化など、ビルの環境配慮をする社会的な要請に対応した。

第1号案件として、平和不動産が保有する2物件を10月31日付で認証。オフィスビル「セントライズ栄」(名古屋市)を最高ランクのプラチナ、「東京証券取引所ビル」(東京都中央区)をゴールドにした。前者のビルには太陽を追尾するブラインドシステム、雨水・井戸の利用など、最新の設備がある。

また評価の客観性を確保するために、外部のコンサルタント会社、監査法人と提携している。(オルタナ編集部=石井孝明)

「SMBC環境配慮ビルディング評価融資」の取扱開始について

 

 

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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