年間2千万点超にのぼる落とし物、メルカリなどがリユースへ

メルカリと「落とし物クラウドfind」を展開するfind( 東京・中央) が連携して、保管期間が過ぎた落とし物の販売の実証実験を開始した。(CSR48・山田 衣音子)

落とし物の再流通でリユースの仕組みを

鉄道会社や商業施設で拾得された落とし物のうち、法律で定められた3 カ月の保管期間を過ぎ、各企業が所有権を取得したものを「メルカリShops」で販売する。販売収益の一部は手数料を除き、落とし物を管理している事業者へ還元される。

これまで保管期間が過ぎた落とし物は廃棄物として処理されており、なかには新品の物やまだ使える物も多く含まれていた。23 年度に警察に届けられた落とし物は約2979 万点にのぼり、所有者のもとに返却されたのは約30%にとどまった。「落とし物が必ず見つかる世界」を目指すfind と、「捨てるをへらす」を目指すメルカリの双方の思いが合致し、本取り組みが実現したという。

「CSR48」は、企業のCSR担当者を中心に「CSRに関心のある女子たち」が集まったグループ。「CSRをもっと身近に」をミッションに、勉強会やイベントを実施する。⽬指すのはサステナブルな社会と、女性のエンパワーメントによって、利害や⽴場を超えて、より良い社会に向けたアクションをおこすこと。メンバーの所属は、商社、メーカー、ゼネコン、NPO法人などさまざま。 雑誌オルタナの連載の他、イベント登壇や4月はじまりのSDGsカレンダー発売など多彩に活動を広げる。オフィシャルブログ 執筆記事一覧

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キーワード: #リサイクル

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