間違いだらけの自転車選び(40)山本修二(自転車ジャーナリスト)
記事のポイント
- 自然のなかで気軽に遊べるマウンテンバイクパークが増えている
- 必要十分なパーツを厳選することで低価格を実現
- 買ってそのままトレイルライドを楽しめるスペック

今回の自転車 クロスセクション/トリガー
購入しやすい価格で、トレイルを楽しく走れる性能を追求したエントリー層のためのマウンテンバイク。フレームはアルミ製。サスペンションフォーク、メカニカルディスクブレーキ、8段変速を搭載。身長145~185cmに対応するXS、S、Mの3サイズを展開。重量約14.7kg(Sサイズ)。価格7万9200円(税込)
ダートフリーク(クロスセクション) https://cross-section.jp/
■コロナ禍以降、マウンテンバイクパークが増加中
現在、国内には100か所以上のマウンテンバイクパークがある。スキーリゾートにあるゴンドラなどで人とバイクを一緒に搬送する本格的なダウンヒルコースから、自走でジャンプやコーナリングの練習を行なえるスキルアップパークまで、大小様々なパークがあり、自分のスタイルに合わせたライディングを気軽に楽しめる環境が整ってきている。コロナ禍でキャンプなどのアウトドア志向が高まり、その頃からマウンテンバイクを楽しむ新規層も増加傾向にある。
しかし、同じコロナ禍に端を発した世界的な原材料の高騰や、サプライチェーンの混乱により、マウンテンバイクの価格は一気に高騰した。現在、トレイルライドを楽しめるモデルは、最低でも15万円は必要といわれている。

そんな状況を一変させるべく登場したのが、クロスセクション/トリガーだ。平均的な体格の日本人が乗って楽しくコントロールできる設計のフレームに、必要十分な性能を持つリーズナブルなパーツを厳選して搭載。なんと税込みで8万円を切る破格に仕上げた。
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■トレイルライドを楽しむための質実剛健なパーツ構成
■10万円の予算でマウンテンバイクを楽しもう