「国際女性デー」の連帯広がる、各地で企画展や映画上映も

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記事のポイント


  1. 3月8日の国際女性デーに合わせ、日本各地で連帯イベントが開催される
  2. 「アンステレオタイプ展」や「女性の休日」上映イベントが開かれる
  3. ジェンダー課題に声を上げ、考えるきっかけづくりを目指す

3月8日の国際女性デーに合わせ、日本各地で連帯イベントが開催される。UN Women(国連女性機関)は約1カ月間にわたり「アンステレオタイプ展」を開くほか、一般社団法人あすには(東京・新宿)はドキュメンタリー映画「女性の休日」の上映イベントを行う。ジェンダー課題について考え、声を上げるきっかけづくりを目指す。(エシカルライター=宮野かがり)

1975年3月8日に国連で提唱された国際女性デーは、日本では2017年ごろから企業や自治体、市民団体などが啓発を行い、定着した。

UN Womenは3月2日から、人々の心や日常に潜む固定観念を問い直す企画展「アンステレオタイプ展」を国連大学(東京・渋谷)で3月末まで開催する。女性だけではなく、性別の枠を超え、表現の責任と可能性を問いかけ、すべての人が自分らしく生きられる社会を目指す。

人種や性別に対する固定観念をなくす「アンステレオタイプ展」
人種や性別に対する固定観念をなくす「アンステレオタイプ展」

あすにはは、有志の実行委員とともに、「女性の休日プロジェクト」を立ち上げ、3月6日から1週間を「女性の休日」ウィークと位置付け、全国各地をつなぐ啓発イベントを開催する。

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「女性の休日」とは、約50年前、アイスランドの女性の9割が家事や仕事を一斉に休んだ運動を回想したドキュメンタリー映画だ。アイスランドがジェンダー平等世界1位となるきっかけとなった。

アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ「女性の休日」を描くドキュメンタリー映画「女性の休日」© 2024 Other Noises and Krumma Films.
アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ「女性の休日」を描くドキュメンタリー映画「女性の休日」© 2024 Other Noises and Krumma Films.

デモではなく「休日」の形式を取ったアクションが、多くの市民を突き動かしていく様子を当事者の証言やアーカイブ映像、ポップなアニメーションによって描かれている。男性中心社会を糾弾するのではなく、柔らかなシスターフッド(女性の連帯や絆)の精神でポジティブなメッセージを打ち出す内容が、性別を超えた支持を集めた。

「女性の休日プロジェクト」では、全国で上映会やスタンディング、SNS投稿の呼びかけ、全国をつなぐリレートークが開催予定だ。その数は170を超える見込みで、今年の国際女性デーの連帯をさらに押し進める。誰もがジェンダー課題に声を上げることが当たり前となるきっかけの年となることを期待したい。

miyano

宮野 かがり(エシカルライター)

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通し世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、エシカル・サステナブルライターとして活動。都会からはじめるエシカル&ゆるべジ生活を実践。

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キーワード: #ジェンダー/DE&I

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