ロート製薬、獣医師資格持つ社員が犬用スキンケア商品を生む

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記事のポイント


  1. ロート製薬は、獣医師資格を持つ社員の声から犬用スキンケア商品を開発した
  2. ブランド名は「Anitto(アニット)」で、犬用の保湿乳液やサプリを展開する
  3. 「人と動物のウェルビーイング」の実現に向けて、現場視点で事業を推進する

ロート製薬は、獣医師資格を持つ社員の声から犬用スキンケア商品を開発した。「Anitto(アニット)」というブランドで、犬用の保湿洗浄剤や保湿乳液、サプリを展開する。動物病院の視点を商品開発に取り込むなど、人と動物のウェルビーイングの実現に向けて、現場視点で事業を推進する。(オルタナ編集部=松田大輔)

保湿洗浄剤や保湿乳液、サプリなど、皮膚トラブルを防ぐ犬用スキンケアシリーズを展開する(同社WEBサイトより)
保湿洗浄剤や保湿乳液、サプリなど、皮膚トラブルを防ぐ犬用スキンケアシリーズを展開する(同社WEBサイトより)

ロート製薬は、家族の一員であり、人間のパートナーである動物たちを想って、新たなブランド「Anitto(アニット)」を始めた。25年9月から、保湿洗浄剤や保湿乳液、サプリなど、皮膚トラブルを防ぐ犬用スキンケアシリーズを展開する。

同社の能美君⼈・コンパニオンアニマル事業グループマネージャーは、獣医師資格を持ち、再生医療研究で博士号を取得した経歴を持つ。アニットは、能美氏が「人と動物のウェルビーイングを実現したい」という声をあげたことから始まった。

複数の学術研究によると、動物病院を受診する犬の病気の3割前後が皮膚トラブルに関連するものだ。犬種によって差が大きく、トイプードルやマルチーズ、フレンチブルドッグなどはアトピーにかかりやすい傾向がある。主な症状はかゆみや脱毛、炎症などだ。

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人間のアトピーと同じように、犬の皮膚トラブルにも継続的なスキンケアが欠かせない。悪化すると、皮膚がゾウのように固くなったり(象皮症)、痛みに鈍感になってかきむしり、出血して感染症にかかりやすくなったりする恐れがある。

こうした皮膚トラブルに対して、いくつかの犬用のスキンケア商品が開発されてきた。アニットの特徴は、獣医師資格を持つ能美氏がリードし、動物病院の現場視点を商品開発に取り込んだ点だ。

例えば、スプレー形式の容器を使ってスキンケアをするとき、犬のお腹側からも噴射する必要がある。そのため、スプレーを逆さにしても十分に噴射できるようにするなど、商品設計の細部にこだわった。

さらに、保湿成分の開発や安全性の確保にあたり、ロート製薬が人間用のスキンケア商品や再生医療の研究で培った知見を活かした点も特徴だ。利用者からは、「犬の皮膚でも保湿が大事だと、使ってみて改めて感じた」などの声が届いたという。

能美氏は、「まずは事業を軌道に乗せたい。この活動を続けることで、人と動物、そして業界全体のウェルビーイングの実現を目指す」と抱負を語った。

matsuda daisuke

松田 大輔(オルタナ編集部)

中央大学総合政策学部卒業。2021年から米国サンフランシスコで研究資料の営業マネジャーとして勤務。2024年に株式会社オルタナ入社。

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キーワード: #ウェルビーイング

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