読み聞かせ:フクロウ王子と一緒に学ぶSDGs(2)

「じゃあ、屋根の上にあるソーラー発電機は、中でネズミたちが発電機を回しているのかな」と、フクロウ王子がつぶやくと、学者さんはまたまた笑いながら、「それはおもしろい考え方だね。でも、ソーラー発電機は太陽の光を電気に変えているんだよ」と教えてくれました。

「太陽の光や、風、水の流れ、地球の熱から電気がつくれるのなら、地球の奥深くからとりだした燃料なんて、いつかはいらなくなるね」

「フクロウ王子がそう言うと、学者さんは何度もうなずきながら、「自然の力を利用する発電方法のことを自然エネルギーと呼ぶんだ。自然の力は枯れる心配がないから、いつまでも発電してくれるんだよと、教えてくれました。

森にもどったフクロウ王子は、学者さんから聞いたことを王様フクロウに話しました。王様フクロウは「いいことを学んだな。風や太陽、水の力を利用した発電方法は、発電するときに地球をあたためるガスがでる心配もないんじゃ。どんどん広がってほしいものじゃな」と言いました。

次回は、”ゴミ問題”の第一話「足りない資源とあふれるゴミ」です。お楽しみに。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #脱炭素

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