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記事のポイント
- ペットボトルキャップの再生プラ100%でつくったヘアアクセサリーが誕生
- ペットボトルのリサイクルは進むが、キャップのリサイクルは10%前後にとどまる
- 再生プラを使った日用品を展開し、プラスチックの使用を考える機会に
このほど、ペットボトルキャップの再生プラスチック100%でつくったヘアアクセサリーが誕生した。ペットボトルのリサイクルは進むが、キャップのリサイクルは10%前後にとどまると言われる。再生プラを使った日用品を展開することで、プラスチックの使用を考える機会にしていく。(オルタナ編集部=萩原 哲郎)

ペットボトルの回収率は94%ほどに達している一方で、キャップの回収率は10%前後にとどまると言われる。ペットボトルはPET樹脂、キャップはポリプロピレンやポリエチレンなど異なる素材が使われているため、ペットボトルと一緒にキャップをリサイクルすることができず、しばしば「プラスチックごみ」として処分される。
このほどBLOOP(神奈川県藤沢市)が立ち上げた新ブランド「RE:LIGHT」では、生活に溶け込む再生プラスチックの実現を掲げる。その第一弾として、ペットボトルキャップからできた再生プラスチック100%のヘアアクセサリーを販売する。
同社ではペットボトルのキャップなどの廃プラスチックを利用してオリジナルグッズの作成やワークショップなどを行う再生プラスチック事業を展開する。そうした製品はをオンラインショップなどで販売する。これまでもペットボトルキャップからの再生プラを使用したサーフボードキーホルダーや靴ベラなどを販売している。
事業のきっかけは同社の渡邉駿代表が趣味であるサーフィンやビーチクリーン活動を行うなかで、海ごみの問題についての認識を深めたことだった。ヘアアクセサリーなどで「皆さんが身近に感じるペットボトルのキャップを使用することでリサイクルの仕組みを楽しみながら実感してもらえるようなモノづくりをしています」とメッセージを寄せている。
日常的に使う品物を通して海ごみの問題を知らせていくことで、消費者の行動変容につなげていこうとしている。