記事のポイント
- 軍事クーデターより5年、在日ミャンマー人を描く映画が公開へ
- ジャーナリスト土井敏邦氏が10年の歳月をかけ制作した作品だ
- 自由とは、共生とは——分断が進む日本社会に大きな問いを投げかける
2月1日でミャンマー軍事クーデターから丸5年が経過する。在日ミャンマー人の今を映すドキュメンタリー作品『在日ミャンマー人-わたしたちの自由-』が2026年1月30日から東京で公開となる。全171分、3部構成の本作には、若者の在日ミャンマー人やタイの国境地域で難民状態となる人々も登場する。現在16万人のミャンマー人が日本に暮らす。自由とは、共生とは——分断が進む日本社会に大きな問いを投げかける。(エシカルライター=宮野かがり)

「排外主義が進むなど、外国人が怖いと言う日本人が増える今だからこそ作品を通し問題提起がしたい」と土井敏邦氏は話す。
10年の歳月をかけ制作した本作は、①日本で生き抜くミャンマー人の若者へのインタビュー、②タイの国境地域に逃れたミャンマー人の実情、③有識者らによる現在のミャンマーと日本の関係、の3部構成だ。祖国の自由のために声を上げ続ける、若い世代のミャンマー人達を突き動かす原動力や素顔に迫る。

徴兵制の開始など現地情勢の悪化により、2023年からわずか2年で、日本に住むミャンマー人の数は倍増し、今後も増加が見込まれる。その背景について、ミャンマーで拘束された経験を持つジャーナリストの北角祐樹氏は、「能登地震の現地支援に入るなどミャンマー人は利他主義な人々。日本は弾圧がないことから祖国の支援の拠点となっている」と語る。
大阪万博では、多文化共生が日本の未来の礎となることが示されたばかりだ。自由とは、共生とは——分断が進む日本社会に大きな問いを投げかける。
公式サイト:http://doi-toshikuni.net/j/myanmar/



