世界初、洋上でメタンハイドレート産出試験――遠州灘で

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洋上産出試験の模式図(メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム資料から引用)

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は29日、地球深部探査船「ちきゅう」を使ったメタンハイドレートの海洋産出試験を28日から渥美半島と志摩半島の沖合の遠州灘で始めたと発表した。産出期間は約2週間で、洋上でメタンハイドレートから天然ガスを取り出す試みとしては世界初。

メタンハイドレートは低温高圧の環境下で水分子とメタン分子が結合してできた氷状の物質。永久凍土の地下や深海底に分布しており、日本近海では静岡県から和歌山県の沖合の海底に多く存在するとされる。今回の試験では昨年2月に事前掘削した産出用の井戸を使用。海面下1300メートル前後の地層にあるメタンハイドレートから減圧法と呼ばれる方法でメタンガスを取り出す。

メタンハイドレートは有力な天然ガス資源とする見方の一方、入力したエネルギーと取り出せるエネルギーの比率を表す「エネルギー収支比(EPR)」が低く、資源として有望ではないとする指摘もある。(オルタナ編集部=斉藤円華)

JOGMEC ニュースリリース(PDF)

2013年1月30日(水)15:15

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