■ 味の素の離乳食サプリを称賛
保健分野では、万人にとっての保健医療「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」(UHC)を推進していく。保健分野への支援額は約500億円(約5億ドル)。
アフリカでの保健・栄養改善の取り組みとして安倍首相は、味の素がガーナで事業化した離乳食サプリメント「KOKO Plus」(ココプラス)を紹介した。
ココとは、ガーナの伝統的な離乳食だ。これに、味の素の技術を駆使し、栄養分をプラスしたのがココプラス。ココプラスを摂取した新生児は、体重が増えるという。
「素晴らしいのは、味の素はこれを現地の大学と一緒に開発したこと。これを広める仕事もまた、JICAだけでなく、米国国際開発庁(USAID)も巻き込んだ。官民協力の日本の外交戦略としてUHCを進めていきたい」と安倍首相は述べた。